体温が身体にもたらす不調 その1

普段当たり前のように保たれている体温ですが、少し変わるだけで身体の均衡は崩れ、様々な不調が起こることがわかっています。
今回は体温に関係する不調について紹介します。

 

体温と血栓のリスク

 

高齢になるにつれ平熱は低くなりますが、体温が36.2℃を下回ると血栓ができやすくなり、脳梗塞のリスクが高まります。
高齢者や慢性疾患の患者は身体の血流が悪く、なかでもリウマチや痛風といった関節疾患の場合は運動量が低下することから、手足の冷えや体温低下が特に起こりやすくなります。
高齢者は冬場特に保温に注意し、厚手の靴下やダウンコート、厚手の靴などで足元から身体が冷えないようにしましょう。
またウオーキングや体操など適度な運動をするのも全身の血流が良くなり効果的です。

 

体温と肥満

 

イタリアとアメリカの共同研究によると、低い体温と肥満は明らかに関連していることが分かりました。
肥満の人はエネルギーを消費カロリーに変換する力が低く、健康な人に比べて毎年2kg分のエネルギーが消費されず蓄積する計算になります。
以前は肥満は脂肪の摂りすぎであり、カロリーの消費量はさほど関係しないという考え方でした。しかし体温が上がれば脂肪は早く燃焼し、カロリー消費量や新陳代謝が上がります。このような人は脂肪が十分に燃焼しているため太りにくくなります。
仕事で座っていることが長い人は1時間おきに身体を動かし、通勤時は多めに歩くなどして毎日30分は運動するようにしましょう。身体が熱くなる程度まで動くと脂肪の消費量が増加します。